2024/11/11 15:48

MMM(まんのうマウンテンマッドネス2024)(11/2~3)を終えて

 

○ 3度目の100mileレース

2023年FUJI、2024年TAMBAに続き、自身3度目となる100mileレース。

選んだのは地元香川県のMMM(まんのうマウンテンマッドネス2024)。

ロング(100mile)の部に限ってはプレ開催ではありましたが、

主催者の想いや、コースの難易度、選手の気迫などから、

決して、手を抜けるレースではないことを悟っていました。

出場に至った経緯としては、

去年、ショート(40k)の部を制したこともあって、

ありがたいことに今年は招待いただいての参加でした。

今年はロングが新設されるという情報を入手していましたが、

「今年もショートに出場し、去年の記録を上回れたら」なんて思っていると、

エントリーが始まる春頃、主催者から招待のメールが届きました。

その文面には、「種目変更も可能」と確かに記載されていました。

ここで、色々なことが頭の中を駆け巡りました。

・一昨年ミドル(80k)の部で2位になったとき、表彰の際、「ロングが新設された場合は出場したい」という旨の発言をしたこと。

・プレ開催ということもあって、自分の記録をサンプルの1つにしてほしい気持ち。

・地元初開催の100mileは制しておかねばという使命感。

・せっかくならロングの方が得ではないかという少しいやらしい考え、などなど。

TAMBAを完走する以前の話だったので、完走への不安もありましたが、

やはり100mileという距離は、誰にとっても特別な距離となる基準です。

地元初開催というのも相まって、ロングにチャレンジしようと腹をくくりました。

そして、かなり早い段階で、主催者にカテゴリーを変更しての出場意思を伝えました。

(おそらくメールが届いた次の日以内には返信したかと...)

 

○ レースに向けて

ロングはショートと同じコースを4周します。

1周40kで累積は2800mあり、トレイル率の高いコースとなっています。

走れるところも多いため、足が売り切れて歩きが目立つと、かなり時間がかかります。

エイドはコース上に2か所、スタート・ゴール会場に1か所(ウォーターエイド)で、

スタート・ゴールゲート近くに駐車してある車が、デポジットの役割を担っています。

前日のうちに車の後ろに、補給食や着替え、手足を洗う用の水を用意し、

当日朝はギリギリ(4時)まで寝ました(本当は3時のアラームで起きられなかった)。

会場は自宅(坂出市)から30kほどで、当日は朝早いこともあって40分で着きました。

受付には遅刻し、ブリーフィング中もゼッケンを付けたりテーピングを貼ったりと、

スタート直前まで忙しく、前日に車の後ろにデポの用意をしておいた自分を褒めました。

レースに向けてのトレーニングとしては、

3週間前に鬼100(100kの部)のレースがあり、

そこからは普段通り、朝ジョグや仕事後のナイトトレイル等で1日10~15k程度。

1週間前には、ロゲイニングのイベントや、夜通し練習等で距離を踏みました。

ここまでは順調で、ラスト5日間は、

徐々に疲労を抜き、感情を高ぶらせながら当日を迎える予定でした。

しかし、単に疲労があるからなのか、はたまたレースに不安があるからなのか、

この5日間はやる気が出ず、LSDや30分ジョグ、流しなど、ほとんどできず、

1キロほど体重を増やして、朝6時数10秒前にスタートラインに立ちました。

 

○ いざ出陣!!

スタート2時間前はまだ自宅で寝ていること、スタート直前まで準備をしていることなど、

自分にとっては平常運転、むしろ好条件ともいえるほどの「ルーズさ」を発揮しました。

・スタートに間に合うのかという焦りが心拍を上げ、アップの代わりとなる。

・スタート時に余計な不安や邪念を抱かずに済む、などなど。

考えようによっては、この「ルーズさ」を味方にできるのです。

(本当は時間にゆとりをもって、スタート前もたくさんの人と話したいのですが...)

幸運にも、スタート時に雨は降っておらず、霧が視界を遮るのみでした。

台風の影響で一時はどうなるかと思いましたが、当日は気温も風も落ち着いていました。

ただ、昼から大雨の予報となっており、過酷なレースとなることはほぼ確定でした。

僕はその状況下に、かえってテンションが上がり、

レース前の5日間は、やる気が出ず、台風による中止も少し期待してしまうほどでしたが、

当日はいいイメージを持って出走できました。