2024/12/23 10:51
○ いきなり登り
スタートすると目の前には「かんちゃん」が。
格好つけるためにスピードを上げて追い抜く。そのままいい感じで上位の波へ。
というのは開始1kで終了し、そこからは延々と地獄が待っていました。
スタートするといきなり800~900mほどアップ。
ロードで半分登り、林道で残り半分を登るのですが、これはこれでキツイ。
コース全体はHPの紹介動画で予習済み。しかしここまでキツイとは...
身延山山頂のお寺に向け、地味に走れてしまう道を耐えて耐えて耐えて...
そして、登った分だけ下る。その区間は少しだけ林道を下り、あとは全てロード。
登りで自分の弱さを痛感することとなり、心肺は平気でも、
足全体がメントスコーラにふたをしたかのようなパンパンな感覚になっていました。
もはや自分には下りしかないとロードをぶっ飛ばす。
集落に下りると、トップと6分差と言われ、少し安心して第2の試練に挑みました。
○ 無心で登るなんて無理でしょ...
ここから七面山(山頂ではない)にあるお寺を目指して1200mアップ。
このコースの肝となる部分です(登りきった後の富士山は迫力満点)。
下りを攻めたせいで、この時点でひざが少し痛み、
レース終盤を彷彿とさせるような関節の疲労が序盤にしてすでにありました。
ここからはトレイルで1200m登り、すぐさま登った分トレイルで下ります。
歩きと走りを交えながら淡々と登っていきました。
木段を中心とした道はとてもきれいで、斜度もそこまできつくはありませんでした。
しかし、とにかく長い。そして、ハイカーが多くて選手と間違える。
「はよ終われ」、「あの人はハイカーかいっ」と唱えている頭の中は、まさに煩悩だらけ。
お寺に着くとトップと15分差と言われ、少し落ち込みました。
「トップより前との差を教えてくれ~」と思いながら、
下りはもちろんぶっ飛ばし、途中ガレているところでヘッドスライディングしながらも、
数人追い抜くことができました。
○ 最後のロード地獄
ラストは600~700mほどロードで登り返し、
登った分だけロードと林道で下ります。もはや安定です...
この区間がコース上で1番キツかったです。
下りで転倒した際、手が汚れていたため、フラスク内の水で洗い流し、
装備を可能な限り軽くした状態で挑みましたが、
走れるロードなのに走れない感覚を味わい、悲しさと悔しさが同時にこみ上げてきました。
疲労を楽しめる余裕などといったドM的思考は一切なく、もちろん鬼の形相。
そして後続の選手を気にし過ぎるあまり、首を寝違えたと思うぐらい痛くなりながらも、
最後だけ涼しい顔して、なんとかゴール。
結果は3位でした(4時間32分)。
最後の下り手前で数人を追い抜き、トップとの差も数分ですが縮まっていました。